2010年07月22日
血液とカイロプラクティックの関係
こんにちは、⇒宗像市のカイロプラクティックの香月です。
香月カイロプラクティックでは、初めての方には問診票を記入していただいています。
記入欄には、おもに気になる症状や、現在までの病院での診断、これまでに受けたことのある施術などについてお聞きしています。
その中で、血液検査の数値を記入していただく項目があります。
もちろん、わかる範囲で記入していただいて結構ですし、ずいぶん長く血液検査をしていなければ無記入でも構いません。
ただ、病院にかかっていて、血液検査で異常と診断された、または人間ドックや健康診断で引っかかったなど、気になる検査項目があれば、できるだけ記入していただくようにしています。
血液検査では、さまざまな内臓の異常がわかります。
肝臓を例にとってみると、一般的にも馴染みの深いものとしてはγーGTPというものがあり、いわゆる「酒飲みの酵素」といわれ、長期間にわたって毎日アルコールを摂取するような方はこの数値が高くでます。
これは、アルコールが肝臓の細胞を破壊し、そこから溶け出すためです。
この酵素、実は検査の2~3日まえから禁酒をすると、とたんに数値が下がってしまうため、ちゃんとした数値を測定するためには前日までしっかりと?飲酒することが必要です。
くれぐれも、健康診断で引っかからないように、検査の数日前からお酒を断って、終わったらまた飲み出すというようなことは止めましょう。
あとあと大変なことになるかも知れません(>_<)
ほかにも肝臓の機能を知るものとして、GOT(AST)、GPT(ALT)などがあり、血液検査では必ず測定されます。
カイロプラクティック的には、胸椎(背骨)の5番と8番が主に関係しています。
もちろんすべてのケースに相関があるわけではありませんが、例えば胸椎の5番のズレを取り除くと、肝機能が改善することがあります。
ほかにも腎機能、血糖値、血中コレステロール値など、カイロプラクティック治療を行う上で参考になる項目はたくさんあります。
それらについても、そのうちブログに載せたいと思いますので、よかったら読んでくださいね!
余談ですが、以前は血液検査結果を判断するものを、「正常範囲」と呼んでいましたが、現在では「基準範囲」という呼び名に変わりました。
それにはちゃんとした理由があります。
通常、基準範囲を決める場合、検査項目によって微妙に違いますが、(平均値±2×標準偏差)という計算式が用いられます。(項目によっては2が3になったりします)
標準偏差はSDという記号で表され、上記の場合は2SDや3SDという言い方をします。
ある検査項目の基準値を算出する場合、まずは正常と思われる人の血液を最低でも1000~2000検体測定します。
そして、最も数値の高いものから一定数、また最も低い数値のものから一定数を省き、残ったものから計算します。
細かい話は省略しますが、「正常と思われる検体」のなかでも、2SDで計算した場合で約5%、3SDで計算した場合で約3%の人がはじかれてしまうことになります。
何が言いたいのかというと、
正常な人でも計算上、必ず一定数「異常値」として判定されるということです。2SDで全体の5%の人が「正常でない」と判断されてしまいます。
正常な人が一定の割合で必ず範囲をオーバーしてしまうのに、名称が「正常値」ではおかしいということで、「基準値」に変わったという訳です。
当院のホームページはこちらです
⇒宗像市 カイロプラクティック
⇒宗像市 カイロプラクティックのブログ
リンク
⇒宗像市 整体
⇒宗像市 マッサージ
⇒宗像市 整骨院・接骨院
香月カイロプラクティックでは、初めての方には問診票を記入していただいています。
記入欄には、おもに気になる症状や、現在までの病院での診断、これまでに受けたことのある施術などについてお聞きしています。
その中で、血液検査の数値を記入していただく項目があります。
もちろん、わかる範囲で記入していただいて結構ですし、ずいぶん長く血液検査をしていなければ無記入でも構いません。
ただ、病院にかかっていて、血液検査で異常と診断された、または人間ドックや健康診断で引っかかったなど、気になる検査項目があれば、できるだけ記入していただくようにしています。
血液検査では、さまざまな内臓の異常がわかります。
肝臓を例にとってみると、一般的にも馴染みの深いものとしてはγーGTPというものがあり、いわゆる「酒飲みの酵素」といわれ、長期間にわたって毎日アルコールを摂取するような方はこの数値が高くでます。
これは、アルコールが肝臓の細胞を破壊し、そこから溶け出すためです。
この酵素、実は検査の2~3日まえから禁酒をすると、とたんに数値が下がってしまうため、ちゃんとした数値を測定するためには前日までしっかりと?飲酒することが必要です。
くれぐれも、健康診断で引っかからないように、検査の数日前からお酒を断って、終わったらまた飲み出すというようなことは止めましょう。
あとあと大変なことになるかも知れません(>_<)
ほかにも肝臓の機能を知るものとして、GOT(AST)、GPT(ALT)などがあり、血液検査では必ず測定されます。
カイロプラクティック的には、胸椎(背骨)の5番と8番が主に関係しています。
もちろんすべてのケースに相関があるわけではありませんが、例えば胸椎の5番のズレを取り除くと、肝機能が改善することがあります。
ほかにも腎機能、血糖値、血中コレステロール値など、カイロプラクティック治療を行う上で参考になる項目はたくさんあります。
それらについても、そのうちブログに載せたいと思いますので、よかったら読んでくださいね!
余談ですが、以前は血液検査結果を判断するものを、「正常範囲」と呼んでいましたが、現在では「基準範囲」という呼び名に変わりました。
それにはちゃんとした理由があります。
通常、基準範囲を決める場合、検査項目によって微妙に違いますが、(平均値±2×標準偏差)という計算式が用いられます。(項目によっては2が3になったりします)
標準偏差はSDという記号で表され、上記の場合は2SDや3SDという言い方をします。
ある検査項目の基準値を算出する場合、まずは正常と思われる人の血液を最低でも1000~2000検体測定します。
そして、最も数値の高いものから一定数、また最も低い数値のものから一定数を省き、残ったものから計算します。
細かい話は省略しますが、「正常と思われる検体」のなかでも、2SDで計算した場合で約5%、3SDで計算した場合で約3%の人がはじかれてしまうことになります。
何が言いたいのかというと、
正常な人でも計算上、必ず一定数「異常値」として判定されるということです。2SDで全体の5%の人が「正常でない」と判断されてしまいます。
正常な人が一定の割合で必ず範囲をオーバーしてしまうのに、名称が「正常値」ではおかしいということで、「基準値」に変わったという訳です。
当院のホームページはこちらです
⇒宗像市 カイロプラクティック
⇒宗像市 カイロプラクティックのブログ
リンク
⇒宗像市 整体
⇒宗像市 マッサージ
⇒宗像市 整骨院・接骨院
Posted by 香月 at 22:33│Comments(2)
│コラム:血液
この記事へのコメント
さすが、臨床検査技師!
浮腫みなどは、細胞間質液と浸透圧なども関係していますし、腎機能など参考になります。
血圧等も知っている方は記入頂いてますが、これも重要ですね。
肝機能やコレステロールなど、身体に関する欄などもとても大切ですよね!
これから、この香月先生のコラム、楽しみです。
浮腫みなどは、細胞間質液と浸透圧なども関係していますし、腎機能など参考になります。
血圧等も知っている方は記入頂いてますが、これも重要ですね。
肝機能やコレステロールなど、身体に関する欄などもとても大切ですよね!
これから、この香月先生のコラム、楽しみです。
Posted by カイロドクター at 2010年07月24日 09:36
ありがとうございます!
回り道せずにもっと早くカイロプラクティックに出会っていればと悔やみましたが、少しでも検査技師としての知識が生かせればと思います。
これからも元検査技師カイロプラグターならではの記事をお届けしたいと思います!
回り道せずにもっと早くカイロプラクティックに出会っていればと悔やみましたが、少しでも検査技師としての知識が生かせればと思います。
これからも元検査技師カイロプラグターならではの記事をお届けしたいと思います!
Posted by 大町町の香月カイロプラクティック at 2010年07月25日 12:56