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Posted by さがファンブログ事務局 at

2011年04月04日

メタボ検診の不思議その3

こんにちは、⇒「宗像市の整体・マッサージ・カイロプラクティックのかつきカイロ」の香月です。

前々回、前回の続きです。

疑問その④

「メタボ検診に引っかかったら何で薬が処方されるのか?」

これが最も問題だと思います。

『血圧が高いからそれを下げる薬』、『血糖値が高いからそれを下げる薬』というふうに、メタボ検診では多くの場合に薬が処方されています。

これが問題である理由は2つあります。

1)そもそも血圧や血糖値を下げる必要があるのか?

2)薬それ自体には原因を取り除く力がない


1)に関しては、コレステロールは高いほうがいいという学説もありますし、高齢者で血圧が高い人は薬で下げるべきでないという話もあります。とにかく数値を下げれば改善するというような単純なものではありません。

2)については、もしも血糖値やコレステロールが高く、それが健康上問題になっているのであれば、原因は『食事』にあったり、『運動不足』だったりするので、それらを見直すべきですし、『カイロプラクティックによる脊柱神経の正常化』が血圧を改善させる効果があることが報告されています。そのような根本原因を取り除くことから目を背けて、数値を下げるためだけに薬を飲んだところで全くの無意味ですし、数値が下がったことで安心してしまい、かえって悪化させてしまいます。


また、薬の濫用は、『医療費の増大』を招き、『原因は解消されないまま』、さらに『薬の副作用』の問題もあります。

コレステロールを下げる薬などは、遺伝的に高脂血症(脂質がうまくとりこめず、血中に長くとどまってしまう)の人が特に数値が高くなったときのみ服用するもので、そのような薬を女性にも処方するのは日本だけです。


このように問題が多いメタボ検診ですが、検査に引っかかった人の多くは薬による治療で、「運動や生活習慣の見直し」といった『健康指導』がされる人はごくわずかというのが実状です。


ではなぜこれだけ問題があり、世界的に見てもおかしいと思われるものが日本で大々的に行われているのでしょうか?


それには製薬会社と医師との関係が指摘されています。献金を受けた医師が、『薬の処方を増やしたい』そのためには『基準値を厳しく』して、本来は健康上問題ない人もメタボ患者になってしまっているというものです。

このような医師と製薬会社との関係は、アメリカでは数年前に大問題となり、今ではある一定の献金をもらっている医師は、学会などでの議決権をなくすなどの対策がとられています。

日本では残念ながらそのような対策がとってこられなかったため、疑問点があってもこのようなメタボ検診が続けられています。

最近日本でもようやく医師と製薬会社との関係について問題視され始めましたが、震災の復興が急務ですので、今後すぐにどうこうというのは難しいと思います。

それでもまずは知るうことから始まりますので、この記事を読んでいただいた方はメタボ検診にはこのような問題点があるということを頭の片隅に入れておいて下さいね。

そして、やっぱり現代人が運動不足ぎみ過食ぎみ、であることは間違いありませんので、メタボ検診にかかわらず、気になる人は適度な運動と腹八分目を心がけましょう!

また、カイロプラクティックは薬に頼らない根本治療です。原因から改善しますので、日々の健康管理にとても有効です。




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Posted by 香月 at 19:48Comments(6)ちょっと一言

2011年03月31日

メタボ検診の不思議その2

こんにちは、⇒「宗像市の整体・マッサージ・カイロプラクティックのかつきカイロ」の香月です。


前回の続きです。

メタボ検診の導入に当たって、現場では疑問の声が上がっていたことを前回お話しました。それでは、今回はその疑問点を1つ1つ説明していきます。


疑問その①

「おなか周りを測るのに、なぜへそを中心にはかるのか?」

おなか周りを測るときに、へそを中心にして測定すると、特に女性の場合、骨盤を測ってしまっていることがあります。骨盤とおなかの脂肪は関係ありません。骨盤が大きいことと、脂肪がたくさんついていることは別なんです。

ウエストを測る時は、骨の無いところを測るわけで、「へそを中心として」という基準は間違っていると思います。

疑問その②

「おなか周りの基準値の根拠がよくわからない」

これは、前回お話しました、男性85cm以上、女性90cm以上という数値についてです。

男性なら男性、女性なら女性と一括りになっていますが、当然人それぞれ体格が違うので、同じ男性でも、180cmの人もいれば、160cmの人もいるわけです。この場合、180cmの人の方が平均的に胴回りが大きくなりますので、メタボに引っかかりやすくなります。

また、男性85cm以上、女性90cmとなっていますが、「国際糖尿病学会」など他の多くの機関では《男性90cm以上、女性80cm以上》となっており、完全に男女が逆転しています。国際糖尿病学会では、「これ以上になると心臓病などになる確率がグンと上がる境目」を基準にしているので根拠がはっきりしており、こちらが世界的にスタンダードです。日本の基準は相手にもされていないようで、メタボ検診の基準を使った論文は海外では発表すらできないそうです。

疑問その③

「BMI:25以上は厳しすぎるのでは?」

メタボ検診のBMIの判定基準は25以上となっています。BMIは体重を身長の2乗で割った数値です。体重は「キログラム」、身長は「メートル」として計算します。例えば、体重60.5kg、身長165.5cmの人の場合、60.5(kg)÷1.655(m)÷1.655(m)=22.1(小数点第2位を切り上げ)となり、この数値がBMI値となります。

ちなみに、アメリカやヨーロッパの肥満の基準がBMI=30以上ですので、メタボ検診がかなり厳しい基準であることがわかります。

「でも厳しい分には、それだけ健康を目指しているのだからよいのではないか?」

という声も聞こえてきそうですね。僕も、「BMI値が低いほど健康で長生きである」とするならば、それでもよいと思います。

しかし、実際には、死亡率でみると、BMI18.5以下(痩せ過ぎ)の人が極端に死亡率が高く、BMI25~27の人が最も死亡率が低いことが分かっています。要するに、ちょっと太っているくらいが一番長生きだということです。

このことはもちろん厚生労働省も把握しているのはずなので、意図的にメタボ患者を増やしたいのでは?と勘ぐってしまうのも無理はありません。

現在のBMI25以上という判定基準のもとでは、およそ4人に1人がメタボに該当します。これがBMI30以上であれば、100人に2~3人になります。この差はかなり大きいですね。そしてBMI値30以上の方が、死亡率や病気のリスクとの相関もよく、実際の国民の健康の実情に合っています。


もう少しありますので、次回に続きます。




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Posted by 香月 at 13:30Comments(0)ちょっと一言

2011年03月29日

メタボ検診の不思議

こんにちは、⇒「宗像市の整体・マッサージ・カイロプラクティックのかつきカイロ」の香月です。

先日、テレビを見ていたら、「メタボリックシンドローム特定検診」についての説明があっていました。

「メタボリックシンドローム」という言葉が話題になりだしたのがだいたい5年ほど前で、そのとき僕は、臨床検査技師として、検診センターの現場にいました。

メタボ特定検診は2008年4月からスタートし、40歳以上から74歳までのすべての人が、年に1回検診をうけなければなりません。その中で以下の条件に当てはまった人は、メタボリックシンドロームと診断され、健康上のアドバイスや、薬を処方されています。

その条件とは、

①おなか周り(へそのまわり)が男性85cm以上、女性90cm以上、またはBMIが25以上(BMI=体重÷身長÷身長)

②中性脂肪:150mg/dl以上、HDLコレステロール:40mg/dl未満、のうち1つ以上に該当

③上の血圧:130mmHg以上、下の血圧:85mmHg以上、のうち1つ以上に該当

④しばらく何も食べていない状態での血糖値:110mg/dl以上


①は必ず当てはまらなければなりません。それにプラスして②~④のうち2つ以上が当てはまるとメタボリック症候群となり、健康指導を受けなければなりません。また、これまでの健康診断よりも受診率を上げるために、会社の健康保険組合などにペナルティーがあるなど、やや厳しい制度となっています。

でもこの制度にはたくさんの疑問点があります。

当時、制度がスタートする前に、現場に通達が来たときは、「ほんとにこんなことするの?」という感じでした。数値が厳しいのはもちろんのこと、国際的に見ても根拠のない数値で、よっぽど肥満の人を増やしたいのかな?と思えるほどでした。

案の定、検診が始まると、メタボリックシンドロームと診断される人はかなりの数にのぼり、検診センター内では健康アドバイスを受ける人であふれていました。確かに見るからに太っている人はいましたが、それほど太ってない人も多かったです。

センターでは血圧や血中コレステロールを下げる薬が飛ぶように処方され、「これは製薬会社の陰謀だ!」などと冗談ぽく言っていたのを覚えています。

そして月日は流れ、先日のテレビ番組でメタボ検診の番組があったので見てみたら、当時疑問に思っていたことがそのまま話されていたので、びっくりしました。

では、メタボ検診のどこがおかしいのか?を噛み砕いて説明します。

その前に基準値についての説明を読まれるとよりわかりやすいかもしれませんので、よかったらこちらも読んでみてくださいね→血液とカイロの関係(後半の余談ですが~の部分)


それでは次回に続きます。



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Posted by 香月 at 22:24Comments(4)ちょっと一言

2010年07月27日

姿勢やゆがみに対する関心が高まっています

こんにちは、⇒宗像市のカイロプラクティックの香月です。


先日、「エチカの鏡」という番組で、からだのゆがみについての特集があっていました。

この番組、とっても人気がありますね。

私も毎週欠かさず見ています。

特に、娘がいるので、「ヨコミネ式」の保育園や、「カヨ子おばあちゃん」などは本当に為になります。

そんな「エチカの鏡」で、先月と先日、からだのゆがみをテーマにした特集がありました。

前回がかなりの反響だったようで、続編の放送に至ったようです。


内容としては、一般の方が見る訳ですから、家庭で、簡単にゆがみをチェックできるというものでした。

感想としては、自分の身体がどのように歪んでいるのかを知るためにはとても良いものだと思いました。

もちろんカイロプラクティック治療の時は、さらに細かいところまで検査をしますが、大まかに知りたいという場合には非常に参考になると思います。

ただし、番組中に紹介されたセルフ検査は多くの人にあてはまるように作ってありますが、例外もありますので、「番組の通りにストレッチしたのに改善しない」という場合は僕を含めた佐賀カイロ協会のカイロプラクターに相談されると良いでしょう。



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Posted by 香月 at 23:40Comments(0)ちょっと一言