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2010年07月16日

ディバーシュファイドテクニック

こんにちは、⇒宗像市のカイロプラクティックの香月です。


カイロプラクティックという言葉の意味を簡単に説明しますと、ギリシャ語でカイロは(手)、プラクティックは(技)という意味になります。

名前の通り、手を使ってからだのゆがみをとる技術です。

テクニックがたくさんありますが、関節のズレを矯正して痛みをとりのぞいたり、動きをよくしたりするという目的は同じですので、それぞれのカイロプラクターが選択して使用しています。

これから時々、このテクニックについての説明をしたいと思いますので、カイロ治療を受ける際は参考にされてください。

今回は「ディバーシュファイドテクニック」です。

これは、本場アメリカではほぼ100パーセントのカイロプラクターが使用しています。

「スラスト」といわれる、いわゆるポキポキと音が鳴ることがある矯正法です。

「モーションパルペーション」といわれる「関節可動域検査」をおこない、可動性が減少している関節を見つけ、矯正します。

平たく言えば、からだを動かしてみて、固い場所があれば、すばやく動かして引っかかりをとるようなイメージです。あくまでイメージです。そのときに「パキッ」と音がする時があります。クラックホーンと呼ばれたりします。

これに関しては言いたいことがたくさんあります。

まず、「音を鳴らすのが目的ではない」ということです。

youtubeなどを見ていると、音を鳴らすことを目的にしている方がとても多いような気がします。(特に整体の先生)。団体によっては「いかにたくさんの音を鳴らせるか」を競っているところもあるようです。

カイロプラクティックでは、本当に動かしたい関節だけを動かすので、その周りにある関節はしっかりとロックしなければなりません。

ただ単に腰や首などをひねれば、音は簡単になります。(このため自分で鳴らす人がいますが、絶対にやめてください!その理由は後述)

やみくもに音をならしても、それは、「動きやすい関節が動いて音が鳴っているだけ」です。

関節は動きが悪いのはいけませんが、動きが良すぎるのも「ハイパーモービリティー」といってこれもよくありません。

よって、ただ単に音を鳴らすのは、そのハイパーモービリティーを作ってしまい、何もしないよりもさらに悪化します。

ところが、パキッと音を鳴らされるとなんだかすっきりしたような気分になってしまいます。これがいけません。

実際ある研究によると、パキッと音が鳴ると、その場所が正しいかどうかは関係なく脳内麻薬のようなものが分泌されるため、一時的にスッキリしたような気分になるようです。(小倉D.Cセミナー談)。

しかしスッキリするのはその時だけで、またしばらくすると違和感がでます。そこでまた関節を鳴らしてしまいます。よって自分で鳴らす人はどんどんエスカレートします。ひどい時は骨棘ができて、治りません。

私は経験ありませんが、私の先生のところには、「全身バキバキならしてくれ~」とおっしゃる患者さんがいらっしゃるそうです。

その方の検査をするとたいてい関節があちこちにずれていて、生活習慣からくるゆがみではなく、不自然なずれをおこしているそうです。

そういう方はたいてい整体などでパキパキされているそうで、きちんと説明をして、最小限の矯正をおこない、以後むやみに音を鳴らさないようにお伝えしているそうです。

ディバーシュファイドテクニックは骨格の矯正にはとても有効です。

なにせ、海外ではほとんど100%のカイロプラクターが行っています。(認定国ではカイロドクターと呼び、医師と同等の権利をもち、レントゲンやMRIも普通にできます。)

ディバーシュファイドテクニックは海外のカイロ大学では最初に習得するテクニックです。

ディバーシュファイドとは「多種の、多様な」という意味です。要するにいいとこどりのテクニックといわれています。それだけ応用範囲も広く、カイロプラクティックの根幹をなすものと言えます。

これからカイロプラクティックを学ぼうとされる方は、実技では、このディバーシュファイドテクニックから習得していくことになると思います。

逆に、まったく別のものから習得していくような学校や講習会?などは注意したほうがよいと思います。

ところで最近、「音を鳴らすのが悪い」というような風潮?があるように感じます(私だけ?)

「うちはパキパキしません!ご安心ください」みたいな・・・

でも、むやみにパキパキするものと、カイロプラクターがとことん検査して、しっかり関節をロックしてから最小限の力で矯正した際に「パキッ」と音がなるものとは明確に区別しなければなりません。

カイロプラクティックでは矯正をした後にも検査をして、動きが改善したかどうかを確認します。

一回矯正するにもここまで手間をかけます。

話を戻しまして、「矯正がきちんと行われたかどうかと音が鳴ったかどうかは関係ない」

ということです。「音が鳴ったからうまくいった」ではありません。その逆もしかりです。

音はあくまで目安です。また、この「音」は骨が動く音と勘違いしていらっしゃる方がいますが、これは、関節包の中の気泡が矯正によって潰れる音であるというのが最近の説になっています。

ちなみに「骨のズレ」といっても数ミリです。大きくずれている場合は脱臼などになりますので整形外科の領域です。しかし、数ミリのずれはレントゲンでは映りませんので整形外科で「異常なし」と診断されたものほど、カイロプラクティックの適用範囲といえます。

予断ですが私も経験者です。整形外科は5つ行きました。その全てで「異常なし」と言われました。そしてカイロで劇的に回復しました。

だいたい上記のことが「ディバーシュファイドテクニック」についての私見です。

佐賀県カイロプラクティック協会でも徹底的に叩き込まれます。



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この記事へのコメント
香月先生

こんばんは!
ディバーシュファイドテクニック、その通りですね!

うん、素晴らしい!

これをマスターすることで、カイロプラクティックがなぜ有効な矯正法であるかが理解できます。

香月先生、私を弟子にしてくださいm(_ _)m
Posted by カイロドクターカイロドクター at 2010年07月17日 00:17
最後の一文は思わず吹き出してしまいました(>_<)恐れ多すぎますf^_^;)

思いつくまま書いていったので後から読み返すと文章構成がメチャクチャですね。

読んでいただいてありがとうございましたm(_ _)m

ディバーシュファイドやガンステッドなどの『スラスト』系はやっぱりカイロプラクティックの花形だと思います。

私ももっと練習してさらに技術を習得していきたいです、師匠!
Posted by 香月カイロ at 2010年07月17日 01:07
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